【Eagle入門】 ERCを使ってみよう
ERCとは
ERC(Electrical Rule Check)とは、電気的な接続に問題がないかチェックする検証です。回路図ウィンドウの左側下側にあるERCボタンをクリックすると実行します。
注意点
回路的に疑いがある箇所が表示されますが、最終的に設計者が問題点を判断する必要があります。
ERCを実行すると
例えば、下図のような例の場合は、「R1に値がない」という警告ですので特に問題はありません。このように問題がない項目は、「Approved」をクリックして警告をなくしましょう。
Eagleには、シミュレーターのような機能が無いので、抵抗の値を決めなくても基板作成に問題はありません。ただ、回路図としては、しっかりと「1K」や「470」など抵抗の値を書いておくのが良いと思います。
回路がしっかりと動作しない状態を考えると、図面通りに回路図を組むので、このようなWarningについて無くすように回路を書いていくと良いと思います。
警告(Warning)について
さきほどのようなWarningだと、値を決定して記載すれば解決するのですが、下図のようなICを電源に接続したりGNDに接続する際のWarningは解除されません。部品作成時にしっかりと設定すればならないかもしれませんが。。。
まとめ
これで、ERCの説明は終わりになります。回路図は、電子回路を設計する生命線ですので、しっかりと書いておくことが重要です。エラーや警告をしっかりと無くして基板作成に臨むと良いと思います。