Eagleを活用 基板をELECROWで発注する方法

プリント基板の設計

 回路を作成するソフトは、様々なものが存在します。私は、AUTODESK社のEagleを使っています。Eagleは、無料で使用できると共に、回路設計と基板作成が一つのソフトで管理できます。基板作成には、オートルータ機能もあり、とても簡単に作成可能です。リンク先は、下記の画像をクリックしてください。無料版は、「無償ダウンロード」からダウンロードしてください。

https://www.autodesk.co.jp/products/eagle/overview

業者の決定

 会社も多く存在ますが、私は「ELECROW」という会社を利用しています。5枚から10枚で4ドル90セントで購入可能です。下記のページからホームページへ飛びます。

https://www.elecrow.com/


発注用データの変換

 多くの基板発注の際には「gerber形式」と呼ばれるフォーマットに変換して、発注業者へアップロードすることになります。gerber形式とは、プリント基板の設計や製造で使用される業界標準のフォーマットですが、その中身にいくつか形式があるようです。
 gerberデータをEagleから取り出すためには、下記の手順に沿って行っていきます。

手順1 デザインルールとCAMファイルのダウンロード

 ELECROWから事前にダウンロードします。下記のリンク先から画面を下へ移動させてます。下図の赤枠内をクリックしてダウンロードしましょう。

  ーー>ここからダウンロード

手順2 DRCでエラーチェックをしよう

 Eagleを立ち上げます。下図の「①から⑤」の順に確認をしていきます。DRCのファイルは、先ほどダウンロードしたElecrowの2レイヤーを選択して確認しましょう。4レイヤーの基板作成をしている場合は、4レイヤを選択します。Eagleでは、無料でなくなります。

 DRCの設定はこちらの記事を読んでくださいーーー>ここをクリック

手順3 ガーバーファイルの出力

 Eagleの基板の画面へ移動します。
 ① アイコンをクリックします
 ② CAM processorのWindowが立ち上がります
 ③ アイコンをクリックして「Open CAM File」
 ④ Dillを選択して、右クリックします。
 ⑤ 「Generate Excellon・・・」をクリックします
 ⑥から⑦まで下図の説明通りに実施してください
 ⑧(参考) 回路図が表示されるています
 ⑨ 最後に「Processjob」をクリックして終了です

手順4 出力されたデータの説明

 基板を発注するために必要なデータは、下記のとおりです。ELECROWの説明図を載せておきます。

 GTL:部品面パターン
 GTO:部品面シルク
 GTS:部品面レジスト
 GBL:半田面パターン
 GBO:半田面シルク
 GBS:半田面レジスト
 TXT:ドリルデータ
 GML:外形データ

出力されたガーバーデータの確認

 出力されたガーバーファイルは、必ず確認しましょう。ガーバーファイルの閲覧方法については、下記の記事を参考にしてください。

ELECROWの注文について

 該当のHPへ行ってから、下図の設定を変更していきます。変更と一緒に金額も変わっていくため支払いもわかりやすいです。

まとめ

自分が設計したものが基板化されると感動します。ぜひ一度作成してみてくださいね。

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