【GAS】プログラミング入門(関数について)

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関数とは

 数学的な意味での関数というと y = f ( x ) という数学の関数が思い浮かびますが,プログラムの中でひとまとまりの処理部分だけを「関数」と呼びます。今まで活用してきた「function myFunction() 」も関数なんですね。

function myFunction(引数) {
 処理
}

関数の作成

いつものメインに関数を追加します。関数は、プログラムの塊です。GASでは、下記のように記載するだけで関数が完成し動作します。C言語では、プロトタイプ宣言が必要です。しかし、GASではそういったことは不必要です。下記のようなコードで動作します。
 プログラムを説明します。関数は、「myFunction()」「practice()」になります。今回は、自作の関数として「practice()」を用意しました。この程度のプログラムだと自作関数は不要ですが、あくまで勉強ということで上げました。

function myFunction() {
  practice();
}

function practice(){
  console.log("practice関数を処理しました");
}

引数

 自作する関数へメインの関数から値を引き渡すのを「引数」といいます。引数は、「practice(non,moji)」の「non」と「moji」になります。プログラムの流れとしては、
 ①nonに567を代入します
 ②mojiに「これは」を代入します
 ③practice関数へ先ほどの「non」と「moji」の値を引き渡します
 ④引き渡された変数を表示します
 上記の流れで、プログラムが稼働しています。色々試してみると理解が深まると思います。
 GASは、数字と文字で宣言の方法が異ならないため、やりやすいです。C言語だと、文字列と数字(少数と整数でも異なる)で異なります。

function myFunction() {
  let non=567;//(1)
  let moji="これは";//(2)
  practice(non,moji);//(3)
}

function practice(non,moji){
  console.log(moji+non+"practice関数を処理しました");//(4)
}

返り値

 自作の関数で処理した値をメイン関数へ返す値を「返り値」といいます。
 (1)は、返り値を入れる変数を事前に用意します
 (2)は、返り値をログで表示しています  ログの表示方法はこちらの記事から→クリック(別の記事が開きます)
 (3)は、「practice」関数内で処理された値をメイン関数へ返します。命令は「return」を使います。

function myFunction() {
  let non=567;
  let moji="これは";
  let ans;//(1)返り値を入れる変数
  ans = practice(non,moji);
  console.log(ans);//(2)
}

function practice(non,moji){
  console.log(moji+non+"practice関数を処理しました");
  non = 888;
  return non;//(3)
}

まとめ

 関数を活用するとメイン関数内のソースが驚くほどわかりやすくなります。関数は、今回の例題のような関数であれば、無くても問題ありませんし、困ることもありません。ゆえに、なぜ理解しなければいけないのかな?と疑問を持つこともあると思います。しかし、数百行クラスのプログラムを書き始めると、理解できるようになります。きっと、絶対必要だよねって。
 基礎から学習してもらい使い方の基本をしっかり覚えてもらえば、応用が利くようになるのでがんばってください。

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