PIC18F14K50を紹介(マイコン搭載の機能も同時紹介)
18F14K50の特徴
データシートは下記のリンク先からダウンロード可能です。(400ページくらいのPDFです)ピンは、20ピンで8kワードのプログラム容量があります。このマイコンは、USB機能が内蔵されているのが特徴です。入出力ポートは、A、B、Cの3つあり多くの制御が可能となります。
ーー>ここからダウンロード
入手先と価格の比較
18F14K50(DIP) 270円 秋月電商(I-03031)
18F14K50(SOP) 280円 秋月電商(I-03032)
※2,022年2月現在
18F14K50の機能紹介
マイコンの機能でよく利用するものを紹介します。
デジタルとアナログピン
ポートは、最大3つのポート(A,B,C)があります。各ポートのレジスタは下記の3つを活用します。
• TRIS レジスタ ( データ方向レジスタ )
• PORTレジスタ (デバイスピンのレベル読み取り)
• LAT レジスタ ( 出力ラッチ )
タイマー
18F14k50のタイマーモジュールは、4つ(0から3)あります。タイマーのビットは下記のとおりです。18F14K50は、8ビットマイコンのため、16ビットのデータを出力するために、「TMR0L」「TMR0H」のレジスタ2つを使って16ビットモード(8ビット+8ビット)としています。ただし、「TMR0H」レジスタは、直接読み書きできないので注意してください。
TIMER0:8/16ビットモード
TIMER1:16ビットモード
TIMER2 :8ビットモード
TIMER3 :16ビットモード
割り込み処理
PIC18F14k50のマイコンでは、割り込み処理を高/低優先度を設定することができます。レジスタは、下記の説明の通りです。この設定をして割り込み処理をしていきます。
INTCON は、各種割り込みの許可、優先度、フラグビットを格納する読み書き可能なレジスタです。
PIR レジスタは、各種周辺割り込みのフラグビットを格納します。
IPR レジスタは、各種周辺割り込みの優先度ビットを格納します。
RCON レジスタには、直近のリセット、アイドル、スリープモードからのウェイクアップの原因を判断するために使用するフラグビットを格納します。
A/D変換
PIC18F14K50には、アナログ入力信号を 10 ビットのバイナリ値に変換する機能が搭載されています。データシートの211ページより詳細に記載されているので、そちらを参考にすればプログラムも組めると思います。
AD変換の設定は、データシート212ページ参照
ポートの設定→チャンネル選択→ADC 電圧リファレンスの選択
→ADC のクロック源→割り込み制御→変換結果のフォーマット
ADCON0レジスタは、チャンネル設定とスタートビットの設定になります
ADCON1レジスタは、電圧の取り込み設定になります
ADCON2レジスタは、制御設定(クロックやアクイジションタイム)になります
PWM処理
PIC18F14k50には、ECCP ( キャプチャ / コンペア /PWM)モジュールを1つ搭載しています。PWM モードでは、最大 4 本のピン最大分解能 10ビットの PWM 信号を生成できます。PWM 出力モードには、以下の 4 種類があります。
• シングル PWM
• ハーフブリッジ PWM
• フルブリッジ PWM、順方向モード
• フルブリッジ PWM、逆方向モード
拡張 PWM モードを選択するには、CCP1CON レジスタの P1M ビットを適切に設定する必要があります。
まとめ
機能追加があれば随時更新していきます。
12F683のマイコンについては下記を参考にしてください。