超入門 PICマイコンの使い方 12F1822
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超入門 PICマイコンの使い方 12F1822
マイクロチップ社のPICマイコンであるPIC12F1822のLEDチカチカについてです。通称Lチカですが、マイコン制御の基本になる内容になります。プロジェクトの作成からの説明になります。ソースコードは、そのまま掲載してありますのでコピー&ペーストで御活用ください
手順1 MPLABxを立ち上げてプロジェクトを作成
MPLABXを立ち上げて、新しいプロジェクトを作成するために、『New Project』をクリックします。
『Standalone Project』を選択します
12F1822を選択するために『Family』を下図のように選択する
下図のFamilyを選択すると『Device』の中に今回使用するPIC12F1822が出てくるので選択しましょう。
デバッグは特に使わないので『None』を選択します。
今回は、Pickit2とコンパイラの選択です。
Windowには、色々出ていますが、下図にあるようにクリックし選択しておけば良いです。
実は、12F1822については、Pickit2が未対応となっています。
対応させるにはここへ ←ページ作成中
そのせいか、右記のPickit2が赤くなっています。しかし、問題なく使えるため選択します。
プロジェクトはこの設定で終了です。
最後に 『Encoding』を『UTF-8』 にするのを忘れずにしましょう。
ちなみに、なぜここまで書くのか? それは、コメントが文字化けするからです。 大変ですよ~。文字化けは。。。。 |
MPLABxの作成したプロジェクトにプログラムを書いてマイコンに書き込む
プロジェクトウィンドウの『Source Files』をクリックして選択しておきます
「File」をクリックして、「XC8 Compiler」を選択します。画面下の「Next」をクリックして、FileNameを記載します(例はmain)
プログラムを記載するソースファイルが完成します。
PIC12F1822マイコン LEDをチカチカするプログラム
マイコンを初めて使う場合は、やっぱりLEDを接続して点滅させることから始めます。
通称LEDチカチカです。回路がおかしいのか?プログラムがおかしいのか?
動作しないときに、原因を特定するために色々試行錯誤するわけですね。
そんなときに、絶対回路間違っていないよねっていう状況が必要となるわけです。
動かないのを動くようにするもの、モノづくりの楽しさなのかなって思います。頑張ってください~
下記のプログラムはそのまま利用可能です。コピーしてお使いください
#include <xc.h>
// CONFIG1
#pragma config FOSC = INTOSC // Oscillator Selection (INTOSC oscillator: I/O function on CLKIN pin)
#pragma config WDTE = OFF // Watchdog Timer Enable (WDT disabled)
#pragma config PWRTE = ON // Power-up Timer Enable (PWRT enabled)
#pragma config MCLRE = OFF // MCLR Pin Function Select (MCLR/VPP pin function is digital input)
#pragma config CP = OFF // Flash Program Memory Code Protection (Program memory code protection is disabled)
#pragma config CPD = OFF // Data Memory Code Protection (Data memory code protection is disabled)
#pragma config BOREN = OFF // Brown-out Reset Enable (Brown-out Reset disabled)
#pragma config CLKOUTEN = OFF // Clock Out Enable (CLKOUT function is disabled. I/O or oscillator function on the CLKOUT pin)
#pragma config IESO = OFF // Internal/External Switchover (Internal/External Switchover mode is disabled)
#pragma config FCMEN = OFF // Fail-Safe Clock Monitor Enable (Fail-Safe Clock Monitor is disabled)
// CONFIG2
#pragma config WRT = OFF // Flash Memory Self-Write Protection (Write protection off)
#pragma config PLLEN = ON // PLL Enable (4x PLL enabled)
#pragma config STVREN = ON // Stack Overflow/Underflow Reset Enable (Stack Overflow or Underflow will cause a Reset)
#pragma config BORV = LO // Brown-out Reset Voltage Selection (Brown-out Reset Voltage (Vbor), low trip point selected.)
#pragma config LVP = OFF // Low-Voltage Programming Enable (High-voltage on MCLR/VPP must be used for programming)
#define _XTAL_FREQ 32000000
void main(void)
{
/*周波数を8MHZに設定*/
/*コンフィグレーションにて×4で動作させ32MHz*/
OSCCON=0b101110000;
/*ポートの入出力設定*/
/*今回はLEDチカチカのため、全て出力設定*/
TRISA=0b00000000;
/*LATのデータを消去*/
LATA=0;
/*RA2をプルアップする*/
/*今回は全て出力なので意味はない。今後用で残す*/
OPTION_REGbits.nWPUEN=0;
WPUAbits.WPUA2=1;
/*全てのポートをデジタル設定*/
ANSELA=0;
while(1)
{
/*RA0だけを光らせるように設定してみる*/
LATA=0b11111110;
}
return;
}